13日の金曜日リメイク版を観た。
公式HPはこちら
たいして期待は湧かなかったが、ホラー好きとしては押さえておかなくてはならぬ衝動に駆られたからである。
最初から早いペースでジェイソンに「狩られて」いく登場人物たちだったから時間的に大丈夫かと心配したが、それは序章にしか過ぎなかった。とはいっても序章の部分が一番面白かったが・・・。
あと、静寂を突き破るデカイ音でドキっとさせる手法は反則だと思う。あれは映像とかストーリーの恐怖じゃなくてただのビックリである。今回の映画で皮肉にも一番驚いたのは、ワンコが吠えたシーンであった。
エクソシストの時もそうだ。悪魔の憑依した少女のシーンではなく、静寂に電話のベルが鳴るシーンに一番驚いたのだから。
まあお決まりの13金は楽しめたかなとは思う。お決まりとはジェイソンにやられる候補が視聴者には見えるということだ。やられる候補の登場人物として、ボイン自慢、尻軽、酔っ払い、視聴者に不快を与える意地悪な男、黒人&東洋人。
ジェイソンの殺害方法もちょっとワンパターンな気もした。刺す以外に能がないからである。あ、でもこれがワンパターンの美学ってのかな。
人が死に至るバリエーションでアイディア豊富なのは、きっと
デッドコースターシリーズだ。だから少々物足りなさを感じたが、殺人事件の多い世の中においてやはり残虐シーンにも限界があるのかな。それとも逆に事件の多い現実に、自分の感覚が麻痺してしまったのか・・・。
とにかく13金リメイクはそれほどお勧めではありません。まあ、
ハロウィンのリメイクよりはましだったけど。
14日の土曜日はこちら。