恐怖動画を観て恐がりましょうというTV番組が最近も放映されていた。偶然撮れてしまった風を装った作り物ばかりで腹が立ってしょうがないのだが、つい見てしまうのである。
あきらかに作り物の画像なのに、「恐いー」「キャー」「やはり霊はいますね」「はっきりUFOって分かりますね」などと同調するゲストのうそ寒さだった。
ギャラの欲しい自称霊能者も番組の意に反する事は絶対に言わないのである。心霊スポットに幽霊が居なくてはつまらないのが製作者側の本音だ。そんな空気を読んだコメントしか霊能者はしないだろう。
何も霊の存在を否定しているわけではない。あきらかに作り物の恐怖動画と、もしかしたらこれは本当に霊かも!という動画を、一緒くたに「恐怖の映像」として放映しないで欲しいと言いたいのだ。
あきらかな作り物画像は排し、もしかしたら偶然撮れてしまった本物の幽霊、UFO、未確認生物の画像を見て、その真偽のほどを自分なりに考えたいのだ。
「信じるも信じないもあなた次第です」
と、番組の最後に締めくくっていた。投げやりだが全くもってその通りだと思った。
真実は自分で調べて探すしかなくて、垂れ流しのTVを真に受けているようではダメなのだ。ああ、もっと早く気付けばよかった。