最近神社にお参りに行き、おさい銭をしました。写真で確認いただけると思いますが一万円札を入れました。いつもの事です。
もちろんウソ行為です。
この写真撮影の後しっかり大事に財布に戻し、五円玉をさい銭箱へ入れたのは言うまでもない。
ふざけているうちに一万円札が手からするり抜け、さい銭箱に落ちたらとても凹んでいただろう。必死になってさい銭箱に落ちたお札を拾おうとする情けない自分がそこに居て挙げ句、さい銭泥棒と間違われて捕まるというおまけが付いたかもしれない。
これからの初詣シーズンに、こんな偽善に満ちた行為は子供の前でやってはいけない。
余談だが、我が青春を共にした小林よしのり著『おぼっちゃまくん』において、超大金持ちの主人公、おぼっ茶魔君と庶民との初詣のエピソードが面白いのだ。
庶民が五円玉をさい銭箱に投げ入れているのだが、いつものように数千万円単位でおさい銭をする茶魔は、お供のものに質問するのである。
「皆がさい銭箱に投げているものはなにか」
「茶魔さま、あれは五円玉にございます。年の初めに“ご縁”がありますようにとの意味を掛けております」
茶魔はすかさず、
「僕もご縁を投げ入れたい」
するとお供のものは言うのである。
「茶魔さま、うちにそのような小銭はございません」
あまりに大金持ち過ぎて5円玉を見たことが無い茶魔は驚愕して言うのである。
「我が家にも無いそのご利益が宿っているご縁玉を、50万円で買いたい」
あり余るお金があるならば、そんなピュアな使い方で庶民にばら撒いてくれるとありがたい経済状況になるのかな。
五十万円でも買いたい縁起の良い五円玉。茶魔の
ぶぁい(場合)極端だが、人の価値観というのは十人十色で面白いなと思う。
茶魔プロフィール
茶魔語辞典