宴会大好き弩(ど)リンカーなのに、何で今まで気付かなかったのだろう。
お花見はするのに、なぜお月見を今までしなかったのか。
昨日は招待を受け、お月見宴をしてきた。なかなかいいものだった。
ここ都心にあって星はあまり見えぬが、月はとても明るく見えた。
こんな機会がなければ、月を沢山見る事なんてない。
いつもは気にも留めない月を見上げ、月にかかる雲の展開が早いとか、雲の流れが早いから一旦隠れてもすぐに月が再登場するなあとか、あんなに遠くにある月なのに人が降り立ったことがあるなんてとても不思議だなあ、などと思いつつ飲んでいた。
花見も月見も平安の世から存続しているという。いや、月を愛でるのは古代からだろう。平安貴族は直接月をみるのではなく、船に乗って水面に揺れる月を楽しんだそうな。
花見もいいけど、月見も飲み会主催時の大義に取り入れよっと。
日本人は義を重んじる民族だ。ただ集まって酒を飲むだけじゃ申し訳ない。
オレの中で月見という、新たな大義が見付かってよかった。大義だなんて大げさで、ほんとはただの口実だけど。
平安時代よりももっと前より受け継がれた自然界との宴。遺伝子レベルの悦びをもっと追求しなくては。
→
LUNA