どうして天変地異は、あんなにワクワクするのか。
被害規模が少ないと、ちょっと物足りない気持ちになるのはなぜか。
対岸の火事の天変地異は、どうしてあんなに興奮するのだろう。
自分の身や身内に被害が及ぶのは、最高にイヤだけれど。
超自己中心的な意見。・・・やはり病んでいるのかオレは。
被害に遭われた方々は、皆オレが嫌いになっただろう。
しかしオブラート無しの意見だ。
言動には責任が伴う。自然の驚異が愉快だとほざくオレにその内、天罰が下るだろう。
でも根底にある思いを、綺麗事のオブラートに包みたくは無い。
オレは対岸の火事の天変地異に興奮する。
古代ローマには、色々な姦淫方法があったらしい。
古代ローマ、獣姦などはまだカワイイ方で、虫姦などもポピュラ-な存在だったそう。
(虫姦ってどうやるの(笑)?)
弩級の変態プレイだが、そんなプレイで悦びを得られる女性にとっては、最高の時代であっただろう。それだけ女性を悦ばせる事に、躍起になっていたのだろうか、古代ローマ人は?
いやしかし、女囚や女奴隷が被る、見世物だった可能性は大だな・・・
新しい姦淫方法は、法も秩序も存在する今の時代、新たに生まれ得ぬだろうか?
つまらん時代だ。
ならばオレが考える。
天変地異姦はどうか。
スコールが来る直前に、イク寸前にまで達してから全裸で外に放置。激しい雨を全身に浴びて、イク事は出来ないものか。
滝のような雨は、肌を激しくはじくムチだ。
大自然の驚異に、古代より脈々と受け継がれた、天変地異への畏怖、恐怖心、そして絶望を、遺伝子のレベルで感じ、今さらされている可愛そうな自分の境遇に、Mの心で大いにイクのだ。
結局はオーガズムを感じるのも、カラダでは無く脳だ。
豊かな妄想こそ、快楽を生むはず。
古代ローマの文献にも、雨姦なるものはない。
アバンギャルドな性儀ではないだろうか。
しかし、誰にも見向きもされないオレだった・・・
過剰な前衛的思考は、理解されないのは分かっている。
オレは変態か。いや、間違ったフェミニストか。
滝のような雨に打たれてもがく、かわいそうな女性を見て興奮したいだけだ。
雨のようなムチにもがく女性。
それを救済するもしないも、自分の気分次第でいかようにも左右できる所に、サディスティックな興奮を得られよう。
救済を得たいが救済の無い絶望感にMは興奮を見い出し、救済は容易だがしない所に、Sは興奮を見い出す。
何百年後かに、オレの妄想する性儀がきっと称賛される事を信じ、敢えて今は「天変地異姦淫」に絶句される、変態のレッテルを着ておこう。