去年一番のショックだったかもしれない。朝起きたら隣の畑の柚子の木が、バッサリと切られていたのだ。何の木か分からないほどに。

うちに枝が掛かる事を危惧してだろうか。以前所有者に聞かれた時、大丈夫です、その時は切らせてもらいますとは伝えていた。
その切った枝にたまたま柚子が付いていた、という事で何個か失敬はしたが、柚子は毎年の立派な豊作、にも関わらず収穫されるでもなく、たわわに実ってはただ落果し腐るだけの生涯、あまりにも不憫でという思いもあった。
柚子がもう“収穫”出来なくなったとか、そんなちんけな思いでショックなのではない。佇む柚子の木には、愛着があった。
季節の移ろいを眺めては感じていた。春に花が咲き、小さい青い実になり、冬にいい香りがしてくる。
鳥が食べに来て朝うるさいと家人はキレるが、それもまた日本の四季に思いを馳せ、苦笑いにも楽しめればと伝えられた。しかし、あんな丸裸にされてしまってはもう。
はらぺこあおむしがいた、きっと立派な蝶になるのだろう。ジョロウグモが柚子の枝と枝の間で大きな巣を作っているから、今年は蚊が来ないね。そんな自然との共存なんてものは一切無視の非情な措置に、大きな衝撃を受けている。
不動産支店長の彼女曰く、地主は金の亡者、隣の畑も税金対策だから放置で荒れ放題なんだよ、との事。
柚子が切られた日に、近所にある所有者さんちの庭木を、業者を入れてキレイにしているのを見たと言っていた。ついでだから近くの畑のこの柚子も、ええ、すぐまた生えてくるから(何度も植木業者を呼ぶと手間賃がかさむから)バッサリやっちゃって下さい。きっとそんな所よと。
それかばれてて、あなたにもう採らせるもんかっていう意地悪だったのかもね、とも。
そのあまり目立たないだいだい色で、毎年けな気に冬の風物詩を主張していたのに、情緒もなにもあったもんじゃない。とても残念だ。
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