近所の某ラーメン屋なのだが、奥の方の席は常連が集い、宴会のようになるのである。前回来店時も同様だったが、先日はもっと民度低めだった。
ほぼ一見客のオレらにそれを見せつけるように、常連の特別メニューなのだろう、JINROのキープボトルを各自棚から持ってきて、店にとくに断りもなくグラスに氷を入れ水割りを作っていたりするのだ。
店もそれを容認していて、一緒に談笑しているのだった。地域密着型の中華屋さんは、どこもそんななのかね。
ほとんど料理を頼まず駄弁飲むだけの安い常連より、うちらのように生ビールがぶがぶ、〆のラーメンまでに時間を掛けツマミにこれとこれと、あ、これも下さ~い!
場末のラーメン屋に1万円近くを落としていく客をつなぎ留めておく方が、いいような気もするが。
オレは常連扱いされるのも、常連ぶるのも、そして常連を特別扱いしているのを見るのも好きではないので、せっかく近所にいい店を見付けたのに残念である。ゼロ百彼女はリピ無し認定に、またもや店を葬り去ったのだ。
ありがた迷惑な過剰サービスで魚嫌いにさせられた某海鮮屋、木曜日はここは特別席なんですよと移動をさせられた〇々、ブログを見ているようで退院祝いですと舟盛りを出された同じく〇々、もう行かなくなった。
ちなみに〇々の特別席の常連さんはというと、いつも氷の入ったアイスペールに高級シャンパンよろしくビールの大瓶を突っ込ませ、時間を掛けゆっくりと飲み二階から朝霞の木曜の夜景をカウンターで楽しむ、リーゼントのサラリーマンだった。
ぬるくなるほど瓶ビール一本に時間の掛かる、単価のクソ安い客なのである。
特別扱いしてなんの利になるのか、そんな客のためになぜオレは移動しなくてはならなかったのか、本当に疑問だ。