たまにわたしのを飲んだでしょう?と彼女に言われるのだが、それはおそらく、「妖怪びーるのみ」の仕業なのである。
物の怪とは、生活の中で自分が生み出したものだ。
ビールのその美味しさに、いつの間にかもうそんなに飲んでしまった。
自分の中にある、ビールキチガイという肩書きの妖怪が現れた瞬間なのである。
他にも、テーブルの足に小指をぶつけさせる妖怪コユビタタキや、急に尻の穴をかゆくさせるコウモンクスグリ、あの子の事を頭から離れなくさせる、妖怪コイワズレエなんてのがいる。
オレはだてに闘酔大学妖怪学部を出てはいないので、なんでも聞いてくれ(笑)
※東洋大学の祖、
井上円了は妖怪研究の第一人者