先の記事で思い出したのだが。
本郷にある『ふたき旅館』に中学の修学旅行時に滞在したのだが、その期間、朝霞の叔父が夕方に会いに来てくれて、小遣い一万円を貰ったのである。
当時は叔父に会えて嬉しかったというよりも、修学旅行中、小遣い一万円UPの方が嬉しかった。
中学生という病んでいる時期なので、東京に親戚がいるのを周囲に知られるのがなんか恥ずかしくて、旅館の玄関で久々の再開を喜び合うでも無くそっけない態度で、金を受け取ったらすぐに叔父に帰ってほしいモードだった。
東京の相撲部屋に入門したお兄さんと再会を喜んでいる生徒もいたのにな。
来年度は中学3年になった姪が来るだろうから、自分も当時の叔父のように姪に会いに行き、小遣いを渡すのだろう。お金は長い年月をまたいで、巡り巡るのだ!
ディズニーランドにも行ったのだが、朝霞に叔父伯母がいるのでオレは何度か来た事があった。しかしクラスメイトはほとんどディズニーが初めてだったと思うから、オレも初めて来たような顔をしていたのである。
「ディズニーに来た事あるからって、ごっつりしてんじゃねーよ」
と言われるのを避けるための、涙ぐましい努力だった。