玄関でたまにふわり、オッサン臭がするのである。
気配を感じ振り返るも、もちろん誰もいない。
しかし気付いてしまったのだ。自分がそのオッサンだという事に・・・
いやいや、あきらかに自分のニオイでは無いような気がするのだ。まあ別にうちに幽霊が居てもいいのだ、うまく共存できていれば。
姪が泊まった時にうちを少々恐がっていたし、神社や墓も近いので、何らかの通り道になっているような気もする。
でもそれならそれでいい。オレの静かな生活に障りがなければ。おそらくその“なにか”と波長が合わないのだろう。
オレの存在が神聖なもの達にとり、波長を合わせるに足らないだけかもだが(笑)