昔は女女女~!とっかえひっかえ、それがロックでかっこいいと思っていたが、いまは逆になってしまった。
日韓W杯で、ゴールの度に韓国のアンジョンファンが指輪にキスをするのがかっこいいなと思い始めたあたりからだから、2002年、もう15年前くらいからその方向にシフトし始めたと思う。
ジョンボーナムもツアーが多くて家族とあまり過ごせず、寂しさのあまり深酒が重なりそして失意のうちに死んだとか、そっちの方がかっこいいなと。
それ以前の自分は合コン大好き、キャバクラで散財、ライブにかわいい子が来たら打ち上げで何とかならないか。そんな事ばかり考えていた。
いや、3Pをしていた浪岡ほどオレは全くいい思いをした記憶は無いのだが、頭の中はそんな風に女を求める事で充満していた。
タレントのマギーがハイスタのメンバーと不倫との事で、その前にマギーって誰?よくTVに出てるのか。
って、まずハーフが蔓延り優遇される社会というのが統一教会自民の治世に咲く徒花だからどうでもいいのだが、そんなマギー師匠曰く、
「人生を楽しんでいて、楽しんだもん勝ちってところがカッコいい。ロックだと思う」
「人生一回きりじゃん。自分の好きなように生きたほうがいいと思う」
というスタンスだそうで、こういうのを聞くと、いやあ若いな~と思ってしまう、ああやはりオレはもうおっさんだ。
15年以上前の女女女のオレだったらきっとマギーに共感し、ハイスタ横山健をロッカーの鑑とあがめたろう。オレも頑張ってタレントとやったるでー!という具合に。
マギーは真実の人、信実を尽くせる人に、出会っていないのだ。若いからまだそれは仕方ない部分もあると思う。
そういう人に出会えないのは不幸な事だと思うし、出会えたと勘違いした人が妻帯者なら、もっと不幸である。かわいそうな事だと同情する。
人間は愛し愛される事、それが全てであると気付くのは、ある程度年齢を重ねてからだと思う。早いうちに悟るに越した事はないだろうが、それは稀なのだ。少なくとも自分はそうだった。
オレは幸運だった。それに気付けたし、気付けさせられた人にも出会えたのだから。
だから不倫を擁護する言葉は、皆無であると断言できるのである。
そんな不幸な連中同士、傷を舐め合っていろよ。こそこそ隠れて、勝手にやればいい。安っぽいV系の歌詞風に言うなら、完成し飾られる事の無い共作の絵画のように、未来無き未来を描け、と言ったところか。
横山健がうらやましいという気持ちも、無くは無いが(笑)