オレは五戸南小学校から、南部町(旧福地村)にある福田小学校に、三年の時に転校したのである。
ちょうどいまから30年前の今日、9月8日である。
田舎で転校生は珍しいから好奇の目に包まれている事を感じ、うつむきがちに初登校。校舎の玄関に入り、強い視線を感じて顔を上げると、柱の陰から見ているやつがいたのだ。転校生を待ち構えていたらしい。浪岡だった。
転校先の生徒で、初めて目が合ったのが彼だった。数秒、見つめ合った(睨み合った?)と思う。
浪岡も当時の事は鮮明に覚えているとの事。いま考えると、面白いエピソードである。
それから小学校卒業まで同じクラスだったが、担任に、「お前らはいつも対で、まぶたか」と言われた。遊びの追求を共にするのが楽しかった。いまはそれがバンドに変わっただけである。
その担任から卒業の時に、「お前らの日記、面白いから、先生に一冊づつ貸してくれ。次のクラスで手本にするから」と言われた。
オレはどうかは分からないが、浪岡のソングライティングの秀逸さは、そこにルーツがあると思う。
同小学校に通っていた姪の参観日に去年行ったのだが、当時の記憶が瞬時によぎり、思わず笑ってしまった。
浪岡からの視線はこんな感じだったか?
姪の参観日で帰青 3 【7/1】 参観日参戦、卒業以来の母校