オレはサンタクロースの存在を未だ信じる、幼稚なロッカーだ。
見えないものを全て否定して生きる、非常につまらない生活ではないか?
見えないものがなぜ話題になったり、なぜ目撃者がいるのか、本当は存在するのでは、という前提で想像を膨らませた方が、頭硬くなくていいのではないかなあ。
この世には目には見えぬが存在するものって、結構あるし。
携帯の電波も見えないが、遠くに住むあの子の声が、あたかも耳元で囁かれているかのように、聞こえる。
これが大昔なら、小さい箱から人の声がする、と大騒ぎだ。
見えぬが存在するもの。
見えないのではなくて、存在するけど、見るべき手段が現代科学では無いだけなのでは?
それを真っ向から「存在しない」と否定する人は、古代の人達と同じ意見であろう。
相方のROUTE・Bはどう思っているだろう。今度聞いてみようかな。
幽霊、人面犬、カッパ、雪女、土の子、その他数々の未確認生命体。
サンタクロースもその内の一匹ではなかろうか?
次元か何かに歪みが生じて、異次元の世界(ドラえもん的に言えば
パラレルワールドってやつかな?)の人が、一年に一回やってくるのか、はたまた宇宙人なのか?
寝ていたはずの少女が物音に起き、怪しまれてもプレゼントというワイロで、ちゃっかり聖人に崇められてはいる。が、ただのロリータコンプレックスの宇宙人かもしれないよ、サンタは。
思えば自分も、クリスマスの時期にはサンタクロースにプレゼントが欲しくて、星に手を合わせ、懇願をしていた。
横から母親が、
「具体的に声に出した方がいいよ」
と言って笑ってはいたが、横から、
「あんまり高価なものだとサンタさんに嫌われるよ」
と、父親が口を挟み始めてきた頃には、お父サンタ疑惑が浮上し始めていた。不浄にも。
余談だが、未だサンタを信じていた妹の為、夜にこっそりプレゼントを置こうとするも、酔っ払っていた親父、ドタンバタンとなってもう少しで妹に、部屋から去っていく後姿がバレそうになったのを、オレは薄目で見ていて知っている・・・。
※
サンタはやはり存在する(笑)!?