青森県人は大体皆知っていて、暗黙の了解的に言わないのだけれど、そもそも
恐山のイタコは、そんなに超人的な力は無いという。
自分の父から聞いた話・・・
(昔、目の見えない人が生活に困るといけないから、その当時の津軽の大名?かなんか権力者が、盲目な人には神秘的な力がある、という風に周りに謳って、死者降臨の職を作り、生活が出来るようにしてあげただけ、らしい。)
今、青森にいるイタコはその名残みたいね。
なまじっか目が不自由だから誰も突っ込まないけど、イタコは口寄せの時に、皆当たり障りの無いことしか言いません。
「久々に会えて嬉しい」とか「元気だったか?」「こっち(あの世)で私も、先祖も元気だよ」など・・・
昔地元で人間椅子がやっていた番組で、“ジョン・レノン”をイタコに降ろしてもらおうって企画があって、( “ジミ・ヘンドリクス”降ろし、だったかな??)
かなーり困ってたもの、イタコ。
「はい?チョン、レノ・・・なんでしたっけ??」みたいな(笑)
しかもイタコに降りてきた死者は、関西人、外国人、出身地問わず、全て津軽弁である。
(イタコに癒されたい方はこちら)
鬼と雪女の近親婚の末生まれたオレは(嘘)恐山のふもと、青森県むつ市の金谷団地で育ち、ふもとエリアを縄張りに、毎日遊んでいた。(3歳まで)
だからアドにもOSOREZANって使うくらい意味深なものをあの山には感じてるけど・・・。
確かに近寄りがたい雰囲気だし、恐山自体は既に観光地化されていて恐さは皆無だが、整備の行き届いていないような、山頂までの道程に、恐いスポットがあるように思う・・・
だから昔からの主(ぬし)的イタコの中には、凄まじいパワーを持っている方もいると思う。
いや、いて欲しい!カリスマイタコ!
カリスマイタコ VS MINATO は、やってみたい!!
一回死者を降ろすのに3千円も掛かるが、誰を降ろして貰おうかな。
やっぱ
ダイムバッグ・ダレル !?
昔、祖母に「今がら恐山さ行ってくるじゃ!うほほ~い」
と軽く言うと、
「手ぶらで行くもんじゃない!」
と静止され、祖母は裏山から花などを摘んで来て、お花プラス沢山のお供え物を、持たされたりしたものだ・・・
「石とか持ってきちゃ駄目だよ」「積んでる石は倒さぬよう」「ちゃんと手を合わせなさい」
と、諸注意があると、出かける前に軽い緊張感があるんですけど(笑)
嗚呼、魅惑の恐山・・・。
自然界が作った、地獄アミューズメントパーク。
地獄に向かう罪人達