残酷度 90
発想は好き度 70
テンポの良さ 80
総合評価65点
なんて残酷な映画なんだ!!
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首チョンパ、人間BBQ、頭部の破壊、高所からの落下、体真っ二つ。書いていてイヤになる文字群・・・
ジェットコースターの事故で死ぬはずだった運命が、主人公の予知のお陰で一旦は助かる皆さん。
しかし死ぬはずだった運命には逆らえず、不慮の事故という形に見せかけられた、“見えない力”が働いていく。
一旦は助かった人たちは、数時間おきに一人死に、また一人死に・・・そして結局は全員死ぬという映画だ。
事故の死に方とか、死ぬ直前の来るぞ来るぞ感は、OMENとかぶっている部分はあると思う。
OMENのお約束、人を死に追いやるあの見えない負のパワーは、悪魔とか反キリストとか、いまいちピンと来ない力であった。
しかしこの映画の言うところの見えない力とは、お前はすでに死んでいる、運命には逆らえません、死期はとっくに過ぎています、本来の事故死を免れたのはオイラのミスでした。だから早くお死になさい♪
という、死神の力(映画内でそれを主人公も感じ取る)としている所が面白いと思う。
死は人間にとってわりと近しい現実ではあるが、その死が特定のコミュニティ・狭い地域・友達が次々死ぬ、などある一点に集中するととても不気味だなと感じた。
しかし映画の内容自体はそんなに深いものではなく、事故死のオンパレードを死神の力という設定にして面白みを持たさせた、くらいのレベルだろうか。
OMENよりも、もっと死に方がスッキリというか分かりやすく且つエグイから、ポップな娯楽として観る分にはとても良かった。このシリーズでは三作目なのだが、どれも面白かった。
しかし人間の死に方って十人十色だ。オレは一体どういう死に方をするのかなあ。悪行たたって、どうせろくな死に際じゃあないだろう。
願わくば一瞬でガスになるとか、それこそいさぎよくクビチョンパがいいな。じわじわ死ぬのはイヤだ。
ましてや親族に手を取られ、
「死なないで~」
「がんばれ~」
などと励まされながら死ぬのもイヤだ~。
映画の中でも言っているが、ジェットコースターで死ぬ確率は2億5千万分の1らしい。交通事故で死ぬよりはるかに低確率・・・
ジェットコースターの事故は映画の中だけでと願う。いち絶叫マシン好きとしては。
しかし不謹慎だが次に絶叫マシンに乗るときに、恐怖の刺激が先の大阪の事故も相まって加味されるのは、確実だ・・・。