昨日の夕飯は叔父と伯母に連れられ、ホームタウンにある叔父行きつけのそば屋へ出向いた。夫婦で切り盛りしているそば屋である。
店内に入るなり、そこのおやじさんとおかみさんは、叔父や伯母と談笑を始めた。
大人同士が敬語を使わない談笑を交わし合う所に、親交の深さを垣間見れた。
妹が生まれるとき(二十数年前)にオレは、朝霞の親戚宅に預けられたのだが、その時にもここのそば屋に来た事がある。記憶は残っている。それ以来の来店だった。
そば屋のおやじさんもおかみさんもオレの事を覚えていてくれて嬉しかった。
「あそこの座敷のところで、うちのマチコと写真撮ったよねえミナト君」
名前まで・・・そっか、オレは二十数年ぶりの来店であるけれど、生まれも育ちもこの近所である叔父は、ちょくちょくこのそば屋に来ているのだ。その時にオレのうわさ話でもしているんだな、と思った。
「当時と多少面影はあるよね」
「そおですか?」
「前回、ここに来たのはいくつの時だっけ?」
「三歳です」
「今は?」
「アラサーです」
「十倍だぁ(笑)」
叔父はもりそばとカツ丼(オレと半分こ)、伯母は天ぷらそばだった。
「僕はざるそばお願いします。あと、瓶ビール一本!」
「お、そっか。前回と違って、もうお酒飲めるんだもんね(笑)」
そりゃぁそうですよ。初来店から20年以上も経ってるんですぜダンナ。
ちなみにこの日、そば焼酎も飲んだ。そば焼酎のそば湯割だった。こんなの初めてだ。ありだねこいつぁ~。
美味かったが、寒い冬に飲みたいねえ。すでに暑い首都圏だ、汗が大量に噴き出してしまった。