昨夜は朝霞図書館で借りてきた
稲川淳二を聞きながら寝てみた。
よくこんなCDまで貸してるなあと感心してしまう。稲川淳二の恐い話しLIVE版である。ぜひともヘッドフォンでお聞き下さいとあったのでそうしてみた。
冒頭はナレーターの案内である。
「お気分の悪くなった方はすぐにスタッフへ申し付け下さい。尚、会場内で起こった怪奇現象に関しましては、一切の責任を負いかねます」
と、なんともワクワク。
稲川淳二が登場した模様で拍手の響く会場。
「こういう恐い話しを聞きにくる人は、明るい人しかいない。気持ちが落ち込んでいる時に恐い話しを聞きたくはなりません。だから今日は存分に楽しんでいって下さい」
と、確かにそうだよなあ~と思った。
沈んでいる時にさらに沈むような陰気な話しは聞きたくないものだ。恐い話しが聞きたいのは気持ちに余裕があるからだ、と妙に納得してしまった。
淳二の魅力はこれかと思った。やはり話し方が上手いのだ。静寂や暗闇に何かがいる?というような場面ではヒソヒソ&ボソボソで、その何かを知りたいような知りたくないような気持ちにさせられる。
そしてその正体が露わになるまでのクライマックスは、畳み掛けるように大きな声になっていき、圧倒というかちょっと噴き出してしまうような感じだった。
お盆の時に六ヶ所村で叔父さんによく聞かされた恐い話しを思い出した。
やはり眠れないくらいに恐かったから、その語りべとしての叔父も秀逸だったのだと思う。きっと恐がるオレを面白がっての事だと思うが・・・
たまにはバンドのライブではなく、稲川淳二のライブにでも行こうかな。そろそろそういうシーズンだろう。