身の回りの不用品をたまにオークションに出している。
最近落札された時計をさっそく落札者へ郵送した。
落札価格は500円。実際
新品で購入しても1000円程度のものだから、中古にしてはまあまあの落札価格だった。
落札者に品物が届くと先方からメールで連絡をもらえるのだが、
『破損していました。液晶が消えていて異音もします』
との事だった。
ぷちぷちで包んで配送伝票にも「ワレモノ」と記載して送ったからオレに落ち度はないと思い、その旨を朝霞郵便局へ連絡した。
対応はとてもスムーズで助かった。
さっそく配送料金と商品購入代金を返金しますとの事だったからだ。郵便局の担当者に、
「郵送されたお品物はいか程で購入されたものですか」
と言われた。
「5万円ほどの時計です、どうしてくれるんですか」
とはもちろん言わなかった。
中古でしかも落札価格500円の価値すら微妙なのだが、一応購入価格の千円ほどでした、と言ってみた。すると、
「わかりました。送料を含めて1600円ご返金します。申し訳ございません」
との事。
オレとしてはラッキーだった。落札価格よりもちょっとだけ高騰したからである。
しかしこれがロレックスだったらどうなったのだろう。オレのように善良な朝霞市民ならいいけど、もしそうじゃない人だったら・・・
それを考えると、やはりサービス業って神経遣いますなあ。