人間目線で世の中の全てを見れば、ためらいもなく動植物を食せ、熊を撃ち殺して人間の安全を確保し、人間よりもはるか昔から生存する虫を、何のためらいも無く害虫と呼んで駆除するだろう。
人間なんて発生しなくてよかったのだ。
地球の生物において一番の害虫は人間だ。
地球環境を守りましょうとうるさいのは、人間が地球に住み続けられるようにという意味だ。人間以外の生物は誰もそんな事、願っちゃいない。
夏は地球全ての生物のお楽しみだ。夏を謳歌するのは人間も昆虫も共通の地球のお楽しみだ。それが我々に何か害を及ぼすとでも言うのか?夏にゴキげんになって我々の前に現れただけだ。
地球のお楽しみは、人間以外の生物には認めないと思う事が強欲だ。
その存在自体を嫌うなんて、地球という名の教室における、クラスメイトへのイジメじゃないか。
確かに彼よりオレは体も大きく力もあるが、おお神よ許したまえ。それを濫用した昨日の罪を。地球の同胞を昨日、抹殺した罪を。
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今年は黒い恋人来訪率が高い。5-6匹は見た。
オレのマンションに来たことのある人はご存知だろうが、わりと部屋はキレイにしている。
食べ物を放置するなど言語道断、缶ジュースを飲み終わったら直接マンション外のゴミ置き場へ。
黒い恋人が遊びに来そうな要因は全て排除しているつもりだ。
黒い恋人が来るかもしれないという恐怖心のお陰で、部屋はキレイになる。ある意味黒い恋人は間接的に整頓を促す、口うるさい恋人だ。
しかし、今年は本当に多くて困る。今月だけで4匹も見てしまってショックはでかい。
部屋をキレイにしていても、換気扇を24時間回し続けても、どこからかさり気なく侵入しているブラックステディ。
地球温暖化でオレが一番困るのは、彼女達のさらなる活発化だ。
母さん、都会で一番恐いのは、彼女達の待ち伏せ行為や侵入行為です。
これを都会では、ストーカー行為って言うみたいです。