「結婚」という法をもって夫婦の仲を守るのは、法治国家なら当然のことなのだろう。愛というものは、法で守ってやらなくては中々徹底できないものなのだなあ。
不倫は社会的制裁を受ける風潮のようだ。分かっていても、性に対して貪欲であれば隠匿の徹底も二の次になるのだろうか。
出来ちゃった結婚もそうだ。貪欲な快楽追求の結果だ。不倫発覚防止は顔を覆い、妊娠防止はゴムで覆う、簡単な事のようだが強い欲望の前には徹底が難しいようだ。
不倫はだめで出来ちゃった婚は良い、という風潮には懐疑である。
娘が不倫をしているのと、見知らぬ男に娘が妊娠させられるのと、どちらが世のお父さんはショックだろうか。娘のいないオレが言うのもなんだが後者だろう。
結果オーライが全ての出来ちゃった結婚だと思うが、それがオーライになるまでには沢山の時間を要するだろうし、将来的にオーライになるという保障もない。それと比較しても不倫は、双方が幸福になる可能性はより低いとか。
人間同士の愛の形は様々あるだろう。しかしその形が良いのか悪いのか、当人同士ではなく社会や周りの人間が決めるのって、ほんとに正しいことなのかな。
法の力でつながっていたり、周りからの圧力で潰される愛なんて、しょせん虚像の愛か。