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浪岡の家にて、
『スーパーマリオブラザーズ2(Wii版)』
をプレイした。
スーパーマリオ2が出たのは22年前か、懐かしい。
ゲームはそりゃあ、ファミコン全盛期の小学生時分にはやってましたよ。
でもここ最近は全く興味が無く家にはないので、ゲーム機本体のある裕福な家庭に遊びに行ったときにしか出来ない、今も昔も変わらぬ格差がそこにはあった。
そんな冗談はさて置き、久々のゲームに熱くなった。
しかし、オレは気付いてしまった。
ゲーム勘が衰えている!!
なんともチープなミスで、マリオの大量虐殺は続いたのだ。
●クリボーへの接触死
●なんの変哲もない穴へ落ちる
●毒キノコ誤食
●製作者も意図しなかった幼稚なトラップにはまる
●慎重になり過ぎて時間切れ
●助走いっぱいに穴を飛び越えようとするもジャンプボタンのタイミングを外し穴へ
●欲張った無限増殖の末、100騎越えのマリオ量産でGAME OVER
とらわれのピーチ姫を助け、もう1UPする必要性はないのになぜ!?という矛盾はこちら(閲覧注意)
昔のゲームはシビアだった。
実例を挙げます。
●罠
中盤のステージまでやっとの思いで進んだ。ひょんな事からワープの出来る土管が見えてきた。しかしそれは1-1へと通ずる土管だった。
そう、ワープは必ずしも希望の未来へ進むためのものではなかった。任天堂が仕組んだ罠だったのだ。
せっかくここまで来たのにふりだしへ戻りなさいだなんて、あんまりだ・・・。
そしてそれを拒否したい場合、選択肢は一つしかなかった。
死である。
●欲張るものにはマリオ家の滅亡を
スーパーマリオ2の難易度ゆえに、製作者側にも慈悲はあったようだ。
1-1(スタート時)に、マリオの大量生産が出来るのだ。いわゆる無限増殖である。
敵キャラである亀を踏み続ける事によって、1UPを繰り返すのだ。しかし、それを100騎以上増やしてしまうとGAME OVERになってしまう。
このルールは小学生時分にはよい教育だと思う。贅沢は敵だ、何事も欲張り過ぎは良くない、との警鐘だ。
しかしなんだかんだ言って、マリオ2に今日のオレは、全く歯が立たなかった。
言い訳をひとつ。
小学生当時、マリオ2の難易度はひとつの教育基準だったんだ。
シビアな設定のゲームにもまれるは、大人になってから経験する社会の荒波の、ヴァーチャル体験だ。
クリアした者はクリアできない者を見下した。そしてクリアできない者は自己を恥じた。しかしそれでいいのだ。世の中、勝つか負けるかゼロか百な時もある。順位をつけない徒競走をやるこの時代に、マリオ2で現実の厳しさを知ったあの日。
オレだってピチピチ姫を助けたいよ。ピチピチ姫と言う名の成功を。それは小学生の頃も今日も、思いは一緒だった。
いつかきっと・・・