近所に住む
元V系の先輩とたまに開催する、ヘヴィメタルナイト。
突発的に開催されるこの飲み会。大体はお互いの共通点であるヘヴィメタルを流し、ギター談義(たまにバトル?)を繰り広げるという流れである。
しかし最近はかなりご無沙汰となっている。
今はオレは
HUSH師にギターの教えを請いているが、それよりもっと以前、ガラスの十代の頃から彼に色々聞いたりしていた。大体はヘヴィメタルギター奏法についてだが。
因みに衣装や機材のお下がりも彼のものを多く使用し、先輩の完全コスプレが出来るくらいな時期もあった。
彼も、“オレがオレが”のオレイズムギタリストだった為、わたくしがメキメキ上達すると、
「オレを超えられては困る」
との理由で教えてくれなくなったりした。そんな指導者いるのか!?さすがオレ流・・・
今は普通にギターバトルになっているが、バンドをあがってからも彼はオレに負けるのは絶対に許せないようである。
※真面目なギター談義は最下部、
「エックスのギターソロ談義(WEEK END)」
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泥酔になってきたあたりによくやっていた遊びは、罰ゲームで誰かに電話を掛けるという遊びである。(メタルナイトも終宴に差し掛かると、音楽とかギター談義は崩壊したりする)
数年前に頻繁にやっていた。だからそれを恐れて、携帯にはもう電話を掛けたくない人間(モトカノとか、ファンの子とか、元メンバーなど)の℡番号は、全て消すようにするのを自分で義務化していた先輩なのであった。
その日もその恐い遊びに移行する前に、飲み会を終了したと記憶する。
泥酔状態になると、ギター談義よりもさらに刺激を求めてしまう、メタルナイト~破滅を求めて~になってしまうのであった。
次の議題は何にしようかな。
『ツインギターバンドにおける、下手(しもて)ギターの必要性について』
にしよう。彼なりのよき見解が聞けるはずだ。
さらには、下手ギターも映えているバンドで、上手(かみて)と下手を比較してどちらが上手いかの討論も面白そうだ。
ベタだがHIDE×PATA、SUGIZO×INORAN、ルーク篁×エース長官、ケリー×ハネマン(
SLAYER)、他・・・。
【エックスのギターソロ談義(WEEK END)】
お互いに多大な影響を受けたバンド、エックスのギターソロについての談義になった。
「WEEK END」のソロ(シングルカット版)での前半部、HIDEが弾く下降フレーズと上昇フレーズの速弾きを、フルピッキングで弾けるかどうか、という議題であった。
先輩は、HIDEちゃんも絶対プリングは多用してるはずと主張していたが、一聴すると、どうもフルピッキングで弾いているように聞こえるので、オレはシコシコ練習していた。
下降フレーズ一発&上昇フレーズ二発の頭全てにタメを効かせている所に、HIDEのセンスが光るなあ~といつも感じる。因みにその日は泥酔になっていたので全く弾けませんでした。
酔っ払ってきたV系ギタリストの先輩とお次は、
「スウィープをどちらがキレイに弾けるか」
という談義になった。
彼が得意だという、1~3弦だけにピックをあてる、ハイコードDの型を利用した基本スウィープである。
酔ってはいるがなかなかキレイに彼は弾き倒していきます。
弾かない弦は完全に離さず、弦に少し触れた状態でのミュートがスウィープをキレイに聞かせるコツだそうだが、これが難しい・・・先輩は実践しているのかな、そしたら凄いなと思って見ていた。因みに自分はあまりキレイに弾けません。
「もっと歪ませてフロントにしちゃいなよ、そうすれば荒い演奏でもキレイに聞こえるよ。ま、虚像の音だが」
と、妥協策に誘惑してくる先輩なのだが、それは即座に負けを意味する。オレもオレイズムのギタリストなので、先輩にも負けたくないのだ。
クリーンでリアの方がごまかせなくて、ギターの練習になるとも彼は常に言うが、それには自分も共感している。