家庭内で奥さんをぶん殴るダンナが最近増えている、とTVで言っていた。
モチロン、SMの類ではない。
デートDVなるものも、最近は多いのだという。
デートDVとは、交際中に彼氏が彼女を、暴力をもって言いなりにさせる事なのだそう。
デートDVの被害者女性(18)がTVの取材を受けていて、何度も何度も化粧をするシーンが流れた。(勿論モザイク付き)
オレはTVだからってこの女、何度もオメカシしちゃってと瞬時に思ったが、番組を見終わってから、オレってバカ?と、愚鈍を恥じた。
彼女は彼氏にぶん殴られて片目も見えなくなった、とナレーションが流れたから。
どれだけ顔を変えられたのか・・・化粧で何度も塗らざるを得ないほどだもの。 その男を早く投獄すべきだ。
男の力。妻子を暴漢から守るとか、ケンシロウのように、くさすぎる愛を守る為とか、その行使にのみ与えられた力じゃなかったのか。
男が幼少期にはまる、ヒーロー戦隊モノでも容易に学習できると思うのだが。
(少なくともオレはそこで、愛と勇気と正義を学んだが・・・単純だからね)
男の力。女性や弱者を、自分の思い通りに支配する為の力ではないという事は、まともな侍スピリッツなら言うまでも無い。
そこを勘違いするのは男の職権の乱用である。職権の乱用ほど許せないものはない。
男の力。暴漢から弱きを守る為に行使する力。
しかしオレは全然ゴツくないので、ケンカしても強くない所が痛いのだが・・・今日から筋トレでもしようか。
TVで被害女性達は、
「普段は優しい人、誰が見てもまともな彼氏だったのに」
と、口を揃えた。
殺人事件が起こって、
「まさかあの人が」
「まさかそんなことをする人には、見えなかったです」
と同一の、お決まりの感想だった。聞き飽きたよ、その回答。
それを踏まえ、池袋で職質によく遭う自分を思うと、警察ってホントバカだなと思う。
オレみたいな、何かをやらかしそうな風体だけで判断される善良な市民を捕まえている前に、見た目は“マトモ”な皮をかぶった、悪魔のような奴らの精神鑑定でもやっていればいいのに、と思うよ。
その方が犯罪率も格段に下がるだろうに、何でこんな簡単な事に気付かないんだと思うと、怒りを感じる。
そんなものの為に血税を注ぐ自分に、憤りを感じてしょうがない。
オレだけか?勝手にプンプンしてるのは・・・
こういう思い、不条理を、ヘヴィミュージックに乗せ弾劾するのが、一任務かもしれない。
結局世の中を変えられるのは、ロックンロールのみ!
破壊も救済も快楽も幸福も、全てロックで可能だ。