桂浜へ行く時にタクシーの運転手から、地元情報を得られたのは本当に良かったと思う。
観光客には誰もが親切で、それはイコール地元愛なのだと実感した。
高知駅から出ている桂浜行きのバス、ちょうど出たばかりで次は一時間後だったから、タクシーを使ったのである。
少々割高だと思ったが、短い滞在期間である、貴重な高知での時間を買うのだと思えば安く思えた。
これが正解だった。タクシーの運転手さんが色々ガイドをしてくれたのだ。そこには地元民しか知り得ない情報ばかりで、本当に勉強になった。
高知は龍馬龍馬と龍馬一色だけど、土佐の本当の偉人は四国を平定した長宗我部元親であるとは、ここで乗ったタクシー運転手からの受け売りである(笑)
是非それを覚えて行ってほしいと、桂浜へ行く中途、元親像へ寄ってもらったのだ。
愛郷心のある人の話しを聞くのは本当に面白くて、オレの高知への好奇心が更に高まっていくのを感じた。
以下、運転手から聞いた貴重な情報を箇条書きにしてみる。
① 前述の通り、本当の土佐の偉人は龍馬に埋もれがちな長宗我部元親である
② 長宗我部元親は引っ込み思案で22歳まで戦に出なかった、いまで言う引き篭もり
③ 「○○ぜよ」はいまや年寄りが使うか使わないかくらいに廃れている、飲みの席で使っている人がいたら引く(名古屋市長のわざとらしい名古屋弁みたいなものか)
④ はりまや橋は三つ並んでいて地下にもあるとは、ガイドブックにも載っていなかった!僧と街娘の悲恋のスポットであるから、カップルには縁起の悪いスポット
⑤ 昨日食べた鰹は脂が乗っていなくてなんだこりゃと思った(うそだろ・・・旬の時期に食べたらオレは昇天する)
⑥ うつぼは唐揚が美味い
⑦ ひろめ市場の長江苑の餃子が美味い
⑧ 土佐闘犬場があった場所はお土産屋になっていて、そこにある桂浜饅頭はここでしか買えない、味は普通
⑨ 龍馬記念館は桂浜の結構丘のほうにあるからそこで降り、見てから桂浜に下る方が楽
⑩ 土佐弁はネズミと猫、チューとニャーを多用します
やはり!土佐弁のそれだけは予習どおりだったのだが、高知の先輩曰くあまりニャーは使わず、猿のキーをよく使うとの事だったのだ。高知市内でも地域によるのだろうか。
結構な予習で臨んだ高知だったが、知らない事の方がやはり多過ぎだった!