名の無いバンドを発掘するのが好きというラウド系音楽ファンというのがいるのだが、いや、バンドの9割は名も無きバンドたちなのだ、自分らも含めて。厳しいものである。
これで食べれる訳ではなく、ライブ前にスタジオに何度も入るわけで、ライブでお客が何人入れば年間トータルで赤字脱却出来るのか、想像もつかない。
なのにどうしてバンドをやめられないのか、いや、誰かオレを止めてくれ!お袋も泣いている!そんな思いでバンド狂は明日もスタジオへ行くのである(笑)
某メタルコアファンの聴き方に対する意見なのだが、
『歌詞に涙するとかは絶対になく、むしろギターの音にしびれる。だから、意味不明の英歌詞が楽である。日本語だと耳に入ってきてしまうから』
なるほどと思った。人により音楽の楽しみは千差万別なのだと改めて思った。
自分の書く曲は日本語の歌詞にこだわっていたりするのだが、それを重視しない、それよりも熱いギターを聞かせろ!というラウド系音楽ファンも多いという事か。
英歌詞では伝わりづらいと思っていたのだが、そういう聞き方をする人もいるならば、曲の作り方も変わってくるかもしれない。
ラブサイケデリコやサザンオールスターズのように、日本語歌詞を英詩のような言い回しでやったりするのも面白いだろう。
ラウド系ファンは特に、ボーカルも楽器の一部のような感覚で聴いている節があるようだ。
大いにありだとは思う。昔パンテラが大好きでライブも行ったが、初期はメロディがあったが後期はほぼ咆哮だけだった。デス声はそういう楽器とみなしていいかもしれない。人間ノイズ(笑)
オレはやはり主旋律がメロディアスなのが好きなのだが、ヨーロッパとか北欧にありがちな、ファンタジー系のくさいメタルは苦手だ。お涙頂戴的な商業ロックを髣髴とさせる。
コア系バンドでずっと叫んでいるばかりだが、ふとほろっと言う日本語、というのもかっかいいようだ。
ほろっと言う日本語といえば、エックスのダリアに入っているDRAINの「貴方さえもblind」である。あれはハッとする。ぱあくろっと(笑)
「貴方さえもblind」2:38~
余談だが、トシが書く歌詞はほぼ自身の苦悩を歌っているらしい。アゴの事か主に(笑)