志木のマルイの通りにあり、店の前を何度か通った事があって気になってはいた。
あれ、三陸のものを食べれる居酒屋かと、いつか来てみようと軽い気持ちでいたのだ。
『越喜来や』(おきらいや)、2012年に開店したとの事。
いまも津波で行方不明となっている女性を切っ掛けにオーナーが発起、開店にこぎつけた経緯があるようだ。
オーナーの子供と行方不明の女性は幼馴染で、行方不明の女性の母親とはいわゆるママ友同士だったようである。北里大学の大船渡研究所に通っていて、その娘は津波に遭遇したようだ。
捜索の為、一緒に大船渡へ何度か通い、そこで地元の人たちと交流が生まれたそうである。
現地の人たちは、自分たちも被災していて大変なのにも関わらず、捜索する母親たちを労い、励ましてくれたのだとか。
その事が深く心に響き、なんとか復興の手伝いが出来ないかと考え、現地で加工した食材をここ、志木の『越喜来や』で提供する事となった。開店にはそんな経緯があったようだ。
行方不明の娘さんにも何かしらの進展を願うし、大船渡の復興も進展してほしい。
近々飲みに行きたいと思っている。