八戸三社大祭「青森にはねぶたがあっていいですねえ」
「あ、はい(わかってねーな、オレ南部人)」
何度もこのブログでわめいているのだが、県人以外がイメージする青森県は、『津軽』なのだ。津軽と南部は、全く別の県である。
南部地方 (青森県) :出典ウィキペディア青森のイメージはきっと、ねぶた、りんご、大雪、竜飛岬、晴天の霹靂、三味線、水飴、吉幾三、わさお(古っ)、この辺りだろう。全て津軽のものだ。ゆかりや愛着は、我々南部人にとって皆無である。
ねぶたを見た事のない南部人も多い。身近なところでB浪岡。オレは小さい頃に一度だけ。
「青森にはねぶたがあって云々」の話しをされると返したくなるのは、「いや、八戸には三社大祭があるんで」なのだが、まだまだ県人以外には「?」だろう。
きっと三社大祭はねぶたに比べると山車がごちゃごちゃしていて、何を表現したいのかよく分からないかもしれない。対してねぶたは、でかい鬼二匹とか、謙信の襲来を受け止める信玄とか、絵的に観光客は分かりやすいのだろう。
しかし、青森ねぶたと八戸三社大祭の決定的な違いというのは、誰がその山車を作っているかという事だ。
ねぶたは
「ねぶた師」と呼ばれる、いわゆるプロのねぶた職人が中心に作っている。しかし八戸三社大祭の山車は、八戸の一般市民が地域ごとに協力して作っているのである。
一般市民があれだけ豪華絢爛で巨大で壮大な仕掛けの山車を、毎年祭りの度に新しく作り上げるのだ。凄いの一言に尽きる。
「ねぶた」だけじゃない。八戸の「三社大祭り」はホントに凄い:日経ビジネス祭りというのは元々、五穀豊穣を願うとか、自然の神に感謝するとか、庶民生活の幸せを願う為に行うものである。
であるならばその象徴ともいえる山車を、庶民が協力して作る事に大きな意義があるのではないか。
ねぶたとの決定的な違いはそこにある。
吉幾三を逮捕せよ!言論の自由を奪え!BY 青森民意 2 2016年 03月 15日