最近読んでいる本から、タイムリー且つ最もショッキングに思った部分を引用しつつ、記したいと思う。
「TPPは第三の開国である」
とは菅元首相の発言である。
第一の開国は、幕末の黒船ペリー来航を指している。
そこで日本側が受け入れたのは、
●アメリカ人が日本で起こす犯罪を日本で裁けない(治外法権)
●アメリカの安い物が入ってきて国産市場を侵されても、許す(関税自主権の放棄)
など。あきらかに不平等である。
第二の開国は、終戦によるアメリカの占領を指している。
●昭和20年、太平洋戦争で敗戦した日本の、アメリカによる統治
米軍の自由な駐留、日本女性がレイプされてもアメリカ人の罪は極めて軽い。オスプレイなどの欠陥兵器をごり押しされる、など。
本を読むまで知らなくて、凄い衝撃を受けたのだ。
敗戦による降伏文書の調印式が、東京湾に浮かぶアメリカ戦艦上で行われたのはご存知だと思う。
その艦内でなんと、ペリーが浦賀に来航した時に掲げられていた星条旗がわざわざ引っ張り出され、飾られていたというのだ。
ペリーと日本
日本に戦争で勝って占領するのは、アメリカにとって第二の開国だったのである。
日本では、敗戦と占領を「第二の開国」とは言わない。
菅元首相が口にした「TPPは第三の開国である」とは、アメリカ側の視点で見た言葉だ。
これらを踏まえれば、TPPとは何であるかが、はっきりと垣間見れるであろう。
TPP推進派は、アメリカに日本を“開国”して見返りをもらえる人たちか、玉抜きにされている犬か、バカである。
本日のTPP日米首脳会談。
アベとオバマのにこやかなツーショットに、寒けがする。
TPP交渉参加へ関税撤廃前提とせず…日米首脳
(2013年2月23日13時52分 読売新聞)
アメリカに潰された
政治家たち
わたしのTPP感は
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