昔は帰省のときに、敢えてぼろい服を着ていって親の同情を買い、服の購入資金を得ていた。
さすがに今はそういう卑怯はしないが、そういえば帰省の時にお土産を持って行った事がないと思った。
伯母からお土産は毎回託されるが、オレ個人としてはNY土産のバービー人形を姪へ持って行ったくらいである。
06/8/28 姪にNYのお土産を渡す
姪への帰青みやげに込める、伯父(オレ)の自己主張
自分ちに帰るだけなのにお土産を持って行くなんて、何かよそよそしい感じもする。と今までは思っていた。
例えばうちの父親が六ヶ所村に帰省する時はなにか持って行ってたっけ?とか、今更ながら考えたりもした。
叔父や伯母が夏に遊びに来る時は、まあ大人のお邪魔します的な感覚で手ぶらはないんだろうけど。
実家とはいつまでもお邪魔しますではなく、「ただいま」の位置付けでいいのか、それとも実家を離れ独立していれば、また違ってくるのか。
「ただいま」はまだ実家(親)に養ってもらっている時の感覚ではないのかな。独立後の、なにかいい言い回しはないものか。お邪魔しますじゃあやはりよそよそしいから。
ただいまって、自分ちと実家以外には使わないなそういえば。他は全てお邪魔しますだもの。
ただいまとオレが言える唯一の場所を親から奪うというのも、親にとっては寂しいものなのかな。そこら辺のバランスって難しい。
親に頼りすぎるのもよくないが、独立だ独立だって、なんでもかんでも割り切るのも、家族ぽくない。盆と正月だけは甘えてもいいのかな。それを円滑にするのが、お土産というアイテムなのかもしれないね。
手土産というのは、なにもお邪魔しますだけのものではなくて、ご無沙汰してますとか、盆と正月だけはすねかじりますとか、そういう意味もあるものかもしれない。
ま、深く考えず、気楽に渡しゃあいいのか。埼玉の酒とかを。