三流大学だったが一流の大学公認サークルに所属していた。もちろんロックサークルである。
オレに限らず誰しも、そのサークルを卒業せざるを得ない状況が訪れた。
就職・結婚・バンドが売れちゃって忙しいなど、人によって諸事情あっての卒業である。
でも卒業をしてからもいまだ、サークルに所属していたメンバーと会う事はある。
忘年会とか結婚式の二次会とか、いまだ後輩たちが存続させているサークルのイベントでも顔を合わせることはある。
そして数十年後には、先輩がたのお葬式でも集まる事でしょう。
しかし、いつもここで矛盾が生じるのだ。
基本であるはずのROCKがない!
元々ROCKやバンドや音楽が好きで集まった集団のはずなのに、サークルを卒業してからはそのROCKと言う名の大義名分で集まれないのは、とても矛盾に思っていたのだ。
これじゃあただの飲んだくれ元サークルメンバーだ。危惧!
オレも含めてOB連中は先輩面で、昔は良かった熱かったなどと、卒業したサークルの行く末を案じて言ってみたりする。
でもそれは果たして後輩たちの胸に届くだろうか。
絶対に届かないはずだ。
先輩方のROCKなシーンを見せずして、どこに説得力があるのか。オレはあるよ、だって現役バンドンマンなんだもの。
自分たちが青春をかけたROCKサークルがいまやROCKの片鱗もなく、オールラウンド化している状況を嘆いたとき、それを軌道修正する説得力はどこにあるのか。
答えは簡単。
熱いROCKのみ。
熱いLIVEあるのみ。
それを見せ付けた説得力をたずさえて、後輩たちとお酒を交わすべきに思う。
・・・と、卒業して全国に散らばるOB連中に訴えてみたら、結構反響がよかったのだ。
その話しをもっとつめようと考え、そのロック集団再構築の悪だくみ作戦会議IN池袋をしてきた昨日だった。
副部長や会計や最高顧問の任命などである。組織化するには色々大変。でもオレの知らないところで沢山盛り上がっていたようで、とんとん拍子に事が運んで嬉しかった。
みんなホントは沢山ロックしたいんだって事が分かって良かった。
とりあえずあいさつ代わりにイベントLIVEを組もうということになった。それは来年2月をめどにとなった。
手分けをして全国に散らばるメンバーの出演交渉にあたった。オレは電話が苦手なのでしなかったが・・・
回答はというと、
「楽器もう売っちゃった」
「来月子ども生まれるのにスタジオ入ったりできるかな~(苦笑)」
「最近こっちのバンドが多忙でね・・・」
など、様々であった。
とても楽しくなってきたよ。