去年千葉でLIVEをした時に、DRUMの友人が観に来ていた。
DRUM曰く、彼は非常に辛口で人をあまり褒めないらしいが、オレのプレイを、
「丁寧で繊細なプレイだ」
と、評価していたらしい。
彼がそういう風に言うんだから、自信持った方がいいよ、とDRUMは言っていたが、オレはあまり信用していなかった。
結構ミスプレイもあったから、少々凹んでいたし、その日のLIVEに初めて搭載したワイヤレスも嬉しくて、市民会館かなんかでやったのだが観客の方にまで進み過ぎてしまった。
ギターソロで音色を変えようとステージのスイッチまで戻ろうとするも間に合わず、どっかのオッサンのハゲ頭上でもたつきながら弾いたという、苦い経験があったからだ。
前置きが長くなった。
DRUMの友人が感じた丁寧なオレのプレイというのはどこから来ているのか、と考えた時に、オレは、エックスの紅のギターソロを思い出した。
このソロは、相当弾いた。
たまに飲み交わすヴィジュアル系の先輩hiro氏とも意見が一致するのだが、エックスの紅のソロはヘヴィメタル奏法の基本中の基本、いいとこ取りの、まさにメタラーの指慣らしには丁度よいギターソロだ、という事だ。
メロディラインは多分YOSHIKIの指示でHIDEが弾かされているソロだとは思うが(インディで出したヴァニシングヴィジョンのKURENAIは後半部のGソロが違うから、こちらがHIDE作かも、と推測する。ホントはPATAに貢献して欲しい所だけど)
ギターの奏法にまで、YOSHIKIの指示がHIDEにあった、というのは考えにくい。奏法はHIDEの役割として、任せられていたはずだ。
それを考えてこの紅のギターソロは、やはり秀逸と感じ、ギタリストHIDEの再評価とする。
・・・ってなんか偉そうだな、オレ。
オレのギタリスト道。
ヘヴィメタル定型文のような、HIDEの奏でるこの紅のソロも、一つのオレのROOTSであるように思う。
このギターソロをあとでもっと解析してみよう。