昨日昼頃、唐突に父親から電話があった。
「今大丈夫だが?話せるか」
と言われたから、ああ、きっと飼い猫のキヨハルが死んだんだと思って身構えた。しかし内容は祖父のことであった。
青森県六ヶ所村に住む祖父が倒れて、八戸の総合病院に搬送されたと父親から言われた。最近青森に導入された救急用ヘリに乗ってである。
こちら
集中治療室に入院となったが、父曰く、
「医者からレントゲン見せられたけど、もう脳がぐちゃぐちゃで回復しても意識は戻らないだろうなあ。よくて酸素吸入しながら車椅子だな」
との事。
「もう目覚める事は無い」
と、最後に付け加えた。
親族も集まり始めていると言われた。
ちょうど5月の16と17にOFFを取っていたから緊急帰青をしようと思い、すぐに今日の14時くらいに予約を入れた。
祖父の容態を聞くのと同時にその旨母親に伝えると、メールが返って来た。
「意識は全くないけど危機は脱したので、今の所変化無いです。凄い生命力って皆驚いてます」
そうか、それはよかったと思った。それじゃあ無理して帰らなくてもいいのかなと思い、そんな感じで返信をすると、
「命は助かってももう意識は戻らないらしいし、いいから無理しないで慌てて皆を呼んだけど お金もかかるし仕事もあるんだから…集中治療室からも出たし…隣の部屋に移されたし来なくて良いから、お父さんに言っておくから、ごめんなさい。」
と言われた。
だから本日予約した切符をさっきキャンセルした。
夏には帰青予定だから会えるだろう。その時にきっとおじいちゃんに会えるはずだ。