オレが首都圏に移住する事が決まった、高校を卒業して間もない頃、
「東京には風俗いっぱいあってうらやましい~。行きまくりだべ~(笑)?」
などと友人に言われた。
しかしオレがその手のサービスにお世話になる事は一度も無かった。拒絶反応があるので行きたいと思わなかったし、今後も無い。
前置きはこれくらいに、青森と長野は風俗出店の規定が条例により厳しいとかで、その手のサービスはきちんとした店を構えず、もぐりでやっているようなのだ。
八戸キャバクラ王(当時)の友人から聞いたのだが、たとえばキャバクラ店内の奥の方に個室があって、店で購入出来るチケットによってそういうサービスが受けられる、云々の話しだった。
千円のチケット三枚で三回揉めるとか、そういうレベルの話しだったと思う。
あとは、中国人出稼ぎの表向きマッサージ屋も、もぐり経営をしていたようだ。
その中国人は片言で、「おちんちん」を連呼するのでウケると友人は言っていた。
下半身サービス全般を指す用語が、「おちんちん」らしかった。
「ちょっとお兄さん遊んでいかない?三千円でおちんちんあるよ」
みたいな使い方だ。だから友人も表向き中国マッサージ屋に探りを入れるときに、
「ここ、おちんちんあるの?」
「ここはおちんちんと違うよ~」
「なんだ、おちんちんない店か・・・」
みたいなやり取りをしていた模様。
いや、もっと発音が悪くて「おちぇんちぇん」とか「てぃんてぃん」とか、幼児用語みたいだと言っていたか。
そんな八戸の面白情報を、先輩であるhiro氏に話してみたら、氏もたいそうウケたのである。
しかし、のちにそれを話さなければよかったと思うようになった。
オレは大学時代のあだ名がケンケンなのだが、たまに酔っ払うとhiro氏は、
「ちぇんちぇん、オイ、おちぇんちぇん」
などとオレの事を呼ぶようになったからだ。
今でも八戸にはおちんちん連呼のいけないサービスがあるのだろうか。知る由も無いが。
灯のある風景…(八戸編)
横丁の街、八戸。
八戸の夜は、ハイボールからはじまる? 【洋酒喫茶プリンス】
昔から、青森は県条例で風俗営業に厳しいのだった。 今も変わっていなければ、その条例によりそのような店は(闇でない限り)一軒も存在しない筈だ。