現在22時。すでにオレの病室がある病棟は真っ暗で、部屋の患者さんは皆、寝息を立てている。
そんな中で一人ベッドライトを付けて本を読んだりこれを書いたりしている自分が、周りの規則にそぐわない厄介者に映っていないかと心配になってくる。
しかし今日は調子が良くなったからこんな夜更かしが出来るのだ。
平常時の自分なら22時から飲みに行ったりスタジオに入ったりなどは普通だったが、絶不調の昨日は消灯と共に床に付いた。
ほんとに不調の時って人間なにもしたくないもので、寝るのみだ。きっと本能的にも不調回復には睡眠せよの遺伝子が組み込まれているのだ。
昨日の自分はあまりにも腹痛で、満足に寝られなかったくらいだけど。
きっと健康の維持には21時消灯が良いのだろう。健康を取り戻さんがために入院している患者にとって早寝は基本の事なのだ。
ここでハッと気付いた。そんな早寝という健康への必須事項を、喉元過ぎればなんちゃらな自分はすぐにおろそかにしてしまっていた。まだまだ完治じゃないのにいけないことだ。
反省しつつそろそろ寝ます。